リトポスター(Litho Poster) その② 3作品
2016/02/22
アーティストが展覧会を開催する際に、
作家自身がその展覧会の為だけに刷ったポスターを
オリジナルポスターといいます。
そのほとんどは、版画作品を作る時に
用いられる「リトグラフ」という技法を
使って刷られています。
リトグラフとは、1796年にドイツ人によって
偶然にも発見された技法で、
大理石の面に直接色を塗り、
水と油の反発作用を利用した版画の技法です。
しかし、当時数千枚印刷されたと思われる
そのポスターも、半世紀ほど経った今では、
その存在が徐々に希少なものとなりつつあります。
また、絵柄でけでなく文字までも
デザインされたリトグラフポスターは
ポスターと言ってしまうのには
もったいないぐらいの魅力から、
微かながら、アート・インテリア業界で
注目されてきました。
marghuでは、そんなオリジナルリトグラフポスターを
個人的観点ながらも集めることができました。
Litho Posterをいくつか紹介します。
ジャン・デュビュッフェ(Jean Dubuffet)
ジャン・デュビュッフェ
1960年12月から翌年の2月までParisのMUSEE DES ARTS DECORATIFS
(装飾美術館)で開催された本人の展覧会の告知用として
制作されたオリジナルリトグラフポスターです。
デュビュッフェは、家業のワイン商を継いでいたが、
40歳すぎてから画家に転向した。
従来の西洋美術のある洗練された技法や様式に価値を見出さず
子どもや、精神障害者などによる絵画を賛美し、自らも影響を
受けた。
そこにはART=綺麗なもの・高級なものという概念は無く
素朴さや、生活に密着した生の芸術があるのだと思う。
そんな作品をあなたのライフスタイルに取り入れてみませんか?
きっと、今までよりももっと穏やかな毎日を過ごせることでしょう。
問い合わせ先(Contact address)⬇
GALLERY&WINE MARGHU
熊本:096-201-4680
チリダ(Chillda)
チリダ sold
スペインを代表する彫刻家の一人。鉄や石の塊を使った
野外彫刻で有名です。この作品はparisのギャラリーMaeghtで
展覧会をした時のものです。
チリダの彫刻作品
「未知を前にしての驚異こそが、私の師であった。
私は風を見たことはないが、雲が流れるのは見ている。
時を見たことはないが、木の葉が散るのは見た」Chillida
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カルダー(Calder)
CALDER sold
1971年のに展覧会をしたときのポスターと思われます。
父、祖父ともに彫刻家という環境の中で育ち、自身も
彫刻家への道へと進みます。
彼の発表したモーター仕掛けの彫刻にマルセル・デュシャンが
「モビール」と名付けたことにより、後に風で動く彫刻を
モビールと総称するようになったそうです。
カルダーのモビール作品
チリダの彫刻は、鉄が錆びていく様と共に完成する作品。
時を超えて親しまれているカルダーのモビール。
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